Nature Neuroscience誌(IF=19.9)に論文を発表、自律神経とがんの関係を証明、がんと共存するための新たな治療法開発へ

本論文では、がん組織内に自律神経が入り込むことで、その患者の予後を左右することを世界に先駆けて証明しました。特に乳がん組織内に交感神経の侵入が多い場合は、その患者は予後不良であること、さらにウイルスベクターで実験的に交感神経を抑制または除去した場合は、がんを縮小したりその転移を抑制できることもわかりました。またそのメカニズムは、自律神経が、がん局所での免疫系を制御することによる結果であることもわかりました。本研究においては、本学医学総合研究所の落孝広教授が、がんの専門家として大きな貢献を果たしました。今後、乳がん以外の多くのがんでも自律神経との関係性が証明され、がんの進展や転移を制御する新たな治療法の開発につながることが期待されます。

研究の簡単な紹介は下記のプレスリリースからどうぞ。

https://www.tokyo-med.ac.jp/news/media/docs/20190709pressrelease.pdf